私は毎朝5〜10分ほど手帳を開き、その日の予定を書くことを習慣にしています。
忙しくても、眠くても、面倒でも、1年以上この習慣を継続できている理由はただ1つ。
メンタルと生活が断然整うから。
これは今まで手帳を書くことを負担に感じて辞めた時期もあったし、忙しさを理由に手帳を後回しにしてた時期も経験してきたからこそ実感していることです。
「手帳を書く時間を他の仕事に充てたい。」
「寝起きでやる気が出ないから今日はサボろうかな・・。」
「数日間休んでみたけど何も変わらないから手帳習慣なんて必要ないのかも。」
と、少しずつ自分と向き合う時間を取らなくなると、水槽の水がだんたんと濁っていくように毎日がモヤモヤし始めます。
そして、
「あれ、またコレやるの忘れてた。」
「最近なんだか、疲れてるわりには用事が片付いてないな。」
「頭がずっと働いてて落ち着かない。」
と日々の小さな変化に気づくようになる頃には、毎日のリズムがガタガタになっているんです。
その原因を探ってみると、1日の活動時間のうち「自分が本当にやりたい事」に充てている割合と「やらなきゃいけない事」に充てている割合がちぐはぐになってしまっていることがほとんどです。
そこで初心に戻って手帳を開き、「今日はコレをこのくらいやる日にする」と自分の意識と時間をどこにどれだけ充てるかのペース配分をしながら、1日の舵取りをする作業を取り戻すと途端に暮らしのバランスが整っていきます。
この舵取りが出来たり、出来なかったりの繰り返しを経て、今はやっと丁度いいバランスとペースを保てるようになり、ここ1年程は継続して手帳と向き合えるようになりました。
そして、なぜ手帳時間が持てなくなる時期が来るのか?と、手帳習慣が続かなくなるパターンを振り返ってみると、
●他の事が忙しくて時間がないと感じている時
●毎回書くことを考えるのが面倒になってきた時
●効果がいまいち感じられない時
というケースがほとんどでした。
同じような理由で手帳を辞めたことがあるママも多いのではないでしょうか?
ママの時間と体力は有限なので、結局のところ手帳を書くことで削られる「時間」とそれによって得られる「メリット」のバランス、すなわち「時間対効果」がないと継続したいと思えませんよね。
ダイエットでも結果が見えないと続かないのと同じで、手帳もその効果が生活の中で実感できないと続きません。
しかし逆にいえば、今の生活に足りない部分・困っている部分を補うツールとして手帳を活用すれば、自ずと手帳時間の価値と優先度が高まり、手帳習慣を継続できるようになるだけでなく、生活そのものもどんどん充実していくということです。
手帳の最終目的も「続けること」ではなく、「生活をより良くすること」ですよね。
そこで今回は、私が生活を整える為に使用して本当に役立った手帳ページ5選を紹介します!
●手帳を買っても空白ばかりで続かない
●手帳タイムを習慣にしたいけど何をしたらいいかわらない
●子育てと家事ばかりで手帳に書く予定やイベントがない
●やらなきゃいけない事がたくさんあるのに出来ないまま終わってしまう日が多い
というママの参考になれば幸いです♪
手帳を使って生活を整理する方法と実際の使い方!
多くのママが手帳を上手く活用できない1番の理由は、
手帳を開いてすぐに1日の予定ページを埋めようとしてしまうことだと思います。
1日の予定ページはスケジュール管理の手順でみると一番最後のクライマックスなのですが、多くの人がすぐにココを埋めようとしてしまうがために「書く予定がない」「何を書いたら良いのかわからない」となってしまうんです。
料理で例えると、夕飯作りの開始後すぐにフライパンを握っているようなものです。
フライパンが出てくるのって夕飯作りのほぼ最後の段階なのに、最初からフライパンを握ったら「え?何作るんだっけ?何も食材ないよ?」となってしまいますよね。
先ずは献立を考えて、冷蔵庫にある食材を確認して、買い物リストを作り、買い物に行って、下ごしらえをしてようやくフライパンを取り出すはずです。
スケジュール管理も全く同じで、今どうなっていて、これからどうしたいのか?
それをやるためには今日は何をしたらいいのか?を整理していくプロセスを踏む必要があるんです。
そしてそのプロセス自体も手帳を使って進めていけば、自然と手帳習慣を生活に取り入れていくことが出来ますよ。
というわけで、そのプロセス作りにも役立つ手帳ページ5つを紹介していきます。
これさえ押さえれば、毎日の課題が簡単に、そしてはっきりと見えてくるはずです♪
1.ブレインダンプ
ブレインダンプは、
ブレイン (Brain)=脳
ダンプ (Dump)=放り出す、投げ捨てる
という言葉の通り、頭の中にあるアイデア・感情・悩みなどを全て書き出すワークです。
頭で考えたり感じたりしていることを可視化することで、自分の中にある思考や本当の気持ちをきちんと把握して、整理整頓するのに役立ちます。
このワークは特に、忙しくてバタバタしている時や、新学期・年末年始・お盆休みなど、普段とは違う家事や、追加の用事が増える時期におすすめです。
忙しい時に一番疲れるのって、意外と身体よりも『頭』ではないですか?
あれやらなきゃ!これもやらなきゃ!と焦ったり、普段やり慣れていない作業を普段の家事・育児を回しながら追加でやっていくのって、体力はもちろんですが気力がどんどん削られていきますよね。
そんな時は一旦机に向かって、ひたすらタスクや用事を書き出してみると頭がすごくスッキリします。
たくさんあると思っていた用事も箇条書きにしてみたら思っていたよりも少なかったり、今すぐやらなくても良いタスクの存在に気付けたりと、行動に移すモチベーションを取り戻すことがきます。
もし白紙に向かって何かを書き出すのが難しいと感じる場合は、1つテーマを決めてスタートしてみるとスラスラと書きたいことが出て来やすいです。
●毎日の生活で「もっとこうなったらいいな」と思うことは?
●家事をやっていて負担に感じることは?
●子どもと一緒にやりたい事は?
テーマは書き出しのきっかけになればいいので、書いてるうちにテーマがどんどん変わっていっても全然OKです。
実際に、ジャーナリングやブレンダンプのように感情や考えを書き出してアウトプットする作業には、ストレスが軽減し、行動に対するモチベーションが高める効果があるという研究結果が多く発表されています。
ママの疲れの要因の半分は、気力疲れだと思うんです。
家事・育児・仕事など、頭の中で考えながら整理していることが多すぎてパンク寸前!というママも多いですよね。
その状態が当たり前になってしまうとストレス過多やバーンアウトに繋がる危険もあります。
「何がしたいのか分からない。」
「なんだか毎日同じことの繰り返しで疲れた。」
という時にもブレインダンプをすると、心のデトックスになり気持ちが軽くなります。
ただ紙とペンだけあればできるので誰でも気軽にできるのも嬉しいポイントです。
多くのママがつい後回しにしてしまいがちな「自分自身」へ意識を向けてあげるためにも、ぜひ生活に取り入れてみて下さい。
2.優先順位ToDoリスト
やるべき事がたくさんあるママにとってTodoリストは必須です!
しかし、紙にやる事を書き出したのに、いつまで経ってもToDoリストに手をつける時間がなくて全然先に進まない・・と悩んだ事はないですか?
Todoリストを有効活用するために一番大事なのは、ToDoを具体化すること!
書き出したリストをどの順番で、いつ、どれを実行するか?までしっかり管理しないと、ほぼ確実に実行に移せないまま終わってしまいます。
私も以前はToDoリストを書き出しては実行できずに終わる・・・という日々を繰り返していましたが、今はToDOリストを作ったら実行する順番を決めて、マンスリー/ウィークリー手帳に落とし込む様にしたので、ほぼ確実に全てのタスクをやり遂げられるようになりました。
言葉だけ聞くと難しいように感じますが、これもフォーマットを使えば簡単です!
優先順位リストを使って実行するべき順番を整理して・・・
1週間以内にやることは今週の予定に、それ以降にやることはマンスリーの予定に入れ込んでいきます。
フォーマットがあれば、ただ枠に振り分けていけばいいだけなのでとっても簡単なうえに、1週間〜1ヶ月のように長期的に継続して取り組む際にも先が見通せるので予定も立てやすいです。
また残りのタスクだけでなく、片付いたタスクの量もひと目で分かるので達成感も得られやすいのもいいところ♪
ToDoリストは「いつかやる」と放ったらかしてしまうのが一番危険です!
「いつやるか?」を決めるまでをセットにする癖をつけると、その後がグッとラクになりますよ。
3.タイムブロッキング
次はいよいよ、デイリーページの使い方です。
デイリーページには「今日の予定」を書いていくのですが、その書き方で実行できるかできないかが大きく左右されるんです。
デイリーページを開きながら「今日は転職に向けて資格の勉強をするぞ!」と決めて予定を書き込んだのに、家事でバタバタしていたら1日が終わってしまった・・・なんて経験はありませんか?
勉強に限らず、ダイエットの運動、幼稚園の下調べ、手帳タイムなど「時間ができたらやろう」と思っていることって、結局できずに終わってしまうケースがほとんどですよね。
そんなママにおすすめなのが『タイムブロッキング』を使ったスケジュール管理です。
タイムブロッキングは、下の写真のように1日の活動時間を約3〜5時間ごとのかたまりに区切って、タスクと実行する時間帯をセットでスケジューリングしていく方法です。
詳しいやり方についてはこちらの記事で紹介しています。
タイムブロッキングは予定を立てることとフレキシブルに行動することの両方をバランスよく叶えることができるので、子育てママに最適なスケジュール方法なんです。
予定を立てつつも予定に縛られる感覚が少ないので、ポジティブな気持ちのでタスクに取り組みやすいのが1番のメリットだと私は感じています。
気持ちよく取り組めると結果的にタスクの達成率もアップするので、ママの幸福度や自己肯定感もグングン高まります。
手帳のデイリーページの活用にピッタリなので、ぜひ試してみて下さい!
4.時間別やることリスト
どんなママにも毎日の家事ルーティンがあると思いますが、ルーティンばかりになってしまうと普段のメイン家事以外の細かい家事がおざなりになってしまうことってありませんか?
この1週間2〜3回や、月に数回やりたい様な細かい家事を済ませた日って何だか気分が良くなって、1日の充実感もグッと上がりますよね。
このような細かい家事を予めリストアップしておき、毎日1つずつ余裕のあるタイムブロックの中に入れるようにすると、家事の生産性と日々の達成感を同時にアップさせることができるのでおすすめです。
もしタイムブロックに入れるのが難しい場合は、スキマ時間が出来たり、手が空いたタイミングで、その時の持ち時間や体力に合わせて実行できそうな家事を選んでやる方法でもOKです。
また、お子さんがまだ小さくお昼寝をするようであれば、お昼寝中にやる事を書き出したリストを作っておくこともおすすめですよ。
このリストを活用する時のポイントも、ToDoリストと同じように具体的なルールを決めること!
毎日同じルールでなくてもいいので、「今日は午前中に1つやる」「お昼寝中にこのタスクに取り組む」など、その日のルールを1つ決めておくことで実行に移しやすくなります。
こちらの記事に具体的な活用法を紹介しているので是非参考にしてみて下さい♪
5.1週間献立リスト
主婦にとっての永遠の悩みといえば『今晩の献立』ではないでしょうか。
私もそこまで料理大好きママではないので、平凡なレパートリーしかなく、毎日献立を考えるのに苦労しています。
特に辛いのは、会社が終わって心身ともに疲れ切って「もう何も考えたくない・・・」という状態なのに、保育園に到着するまでに献立を考えて、買って帰るものを決めないといけないというケース。
「コレが食べたいけど、作るのはアレの方が簡単だな。でもコッチだったら買い物少なくて済むし・・・」などと考えているうちにどんどん頭が疲れていってモチベーションは下がる一方で辛かったです。
でも1週間の献立を月曜日のうちに全て決めてしまうようにしたら、見事にこの悩みから解消されました!
夕方の疲れているタイミングで献立を決めようとすると、何よりも「作りたくない」という気持ちが勝ってしまい何を思いついても「面倒だな」と感じてしまうのが、なかなか献立が決まらない原因の1つではないでしょうか。
そこで、比較的まだ元気な月曜日もしくは日曜日のうちに献立を一気に決めてしまい、あとはそれに従うだけにしてしまうことで毎日自分と格闘しながら献立を決めなくて良くなり、脳の省エネにも繋がって私はとてもラクになりました。
1週間分の献立を先に決めてしまえば買い出しもまとめてできるので仕事帰りにスーパーに寄る回数も減りますし、ネットスーパーなども利用しやすくなるのでさらに時短にもなります。
もし1週間分の献立を先に決めるのが難しい場合は、朝のうちに今晩の献立を決めるようにするだけでも十分効果的です。
1日の予定を立てながら、夕飯の献立と買い物リストをさっと決めておくようにすると、夕方以降が断然スムーズに進むようになるので、ぜひ試してみて下さい。
おまけ:自分を掘り下げる「自分リスト」
今日・今週・今月の予定と、先の見通しを立てていると「この先自分はどうしたいんだろう?」と思うことがあると思います。
また、掃除や料理や仕事のような具体的な「作業」だけでなく、自分がどんな風に?どんな気持ちで?どんな毎日を過ごしたいか?も明確にしてあげないと、どんどん自分の想いとは違う方向に毎日が進んでいってしまいますよね。
どんな行動も、その背景となる「動機」がどちらの方向を向いているかで、達成した時に得られる感覚が全く違ってきます。
必要に迫られて義務感でやる作業と、自分なりの目的意識をもって取り組むのとでは、作業中の集中力も、作業後の満足感も全然違いますよね。
時間に余裕のある朝や、少し疲れてゆっくりしたい午後に、ぜひ取り入れてほしいのが「自分リスト」です。
自分のことに関するテーマであれば何でもいいのですが、テーマに向かって自分の意思や願いを書き出してリストアップしておくと自分が今どんな状態にいるのかが明確になり、毎日の過ごし方が変わってきます。
●出会いたい、繋がりたい人
●体験したいこと
●勉強したいこと
●憧れる人、生活
●やめたい行動、習慣
書いていく中で「これは明日からでも始められそうだな」と思うことや、「計画だけでも立ててみようかな」と思えるものがあれば早速手帳に書き込んでいきましょう。
毎日の生活の中で一番大事なのは「自分がどう感じたいか?」ではないでしょうか。
家事がどれだけ片付いても、仕事がどれだけはかどっても、それが本当に自分のやりたいことでなければ喜びには繋がらないですよね。
自分の中にある「こう在りたい」という思いと、日々の行動をきちんと繋げてあげることが、充実した生活には必要不可欠です。
そのためにも定期的に自分と向き合う時間を持ち、どんな自分でどんな毎日を送りたいかを確認してあげましょう。
手帳は自分との対話を深める最高のツール!
私にとって手帳は、言わばコンサルタントような存在です。
自分の中にある願いや悩みについての理解を深める手助けをしてくれたり、目標を見つけるヒントをくれたり、その目標を達成へと私を導いてくれる、なくてはならない大事なツールです。
一人で悶々と考えていても答えが見えない時でも、手帳に書くというステップを踏むことで、不思議と自分の状況や心境と冷静に向き合えて答えに導いてくれるんです。
この習慣が身に付いてから、毎日の生活が充実したのはもちろんのこと、子育てをしながらブログも始められたし、新しいキャリアもスタートすることができています。
ぜひこのシステムを皆さんの暮らしにも活用してもらいたい!という思いから、今回紹介したページを1つにまとめた手帳セットを作製しました♪
今回紹介したワークシートはもちろん、1日の予定を記入するためのデイリープランナーと見開きタイプのウィークリープランナーも含まれています。
PDFデータなので一度購入すれば何度でも繰り返しプリントして、手帳リフィルとして使用していただけます。
日付なども入っていないので、購入した日からすぐに利用が可能ですよ!
さらに年間の目標設定と、その目標を毎月/毎週の予定に落と込むまでの全てのステップがセットになったゴール設定手帳『My Life Planner 』の2024年バージョンも好評発売中です。
お陰様で去年多くの方からご好評をいただいたため今年も新バージョンをリリースする運びとなり、すでに予想以上にたくさん方々にご購入いただいております✨
2023年の振り返りから2024年の目標設定、そして目標を毎月/毎週の予定に落と込むまでの全てのステップがセットになった年間手帳リフィル(PDF)です。
なりたい自分や目標の見つけ方はもちろん、 ゴール設定の方法や、 それを叶えるために毎日の行動をどうやってに変えていくのか?まで、 全てのステップをこの手帳1つで設定&管理することができます。
もちろんスケジュール手帳の定番、マンスリー、ウィークリー、デイリーページも完備!
目標設定シートとしてだけでなく、ジャーナリングとしても、スケジュール管理手帳としてもご利用いただけます。
さらにタスク管理、ToDoリスト、優先順位の整理がサクサク進む『暮らしの管理ページ』も充実♪
家計簿、ミールプランナー、貯金トラッカー、ハビットトラッカー、ダイエット記録ページなど、スケジュール帳以外のページも盛りだくさんなので、ママにとてもおすすめです♪
因みにデジタルプランナーもご用意してますので、お好みに合わせてお選びください♪
デジタルプランナーはタブレットの手書きノートアプリを使って利用できる、ハイパーリンク付きのデジタルプランナーです。
プランナーの各ページを移動できるハイパーリンクが、タブ・テキスト・アイコンに含まれています。
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