子育て中のほぼ全てのママが抱えているであろう『時間がない!』という悩み。
仕事・家事・育児を回すことで精一杯の毎日に、『いつになったら楽になるんだろう・・・』と限界を感じているママも多いのではないでしょうか?
しかし、時間がないと嘆いているだけでは状況は何も変わりません。
1日24時間という変えることのできないルールの中で、今よりもゆとりを増やすには、今やっていることを少し変えるという工夫が必要になります。
そこで今回は、日常で簡単に実践できる忙しい毎日にゆとりを作る5つのコツをご紹介します!
簡単にできるものばかりなので、ぜひ日常に取り入れてみてもらえると嬉しいです♪
ママの『心』と『時間』にゆとりを作る5つのコツ
日々の生活で時間がないと感じる原因は大きく分けて2つあります。
1つ目は、やるべき事(タスク)が短い時間の中に密集しすぎていること。
例えば、3個あるタスクを1日かけてやる場合は忙しいとは感じないと思います。
しかし、その3個のタスクを10分以内に終わらせなくてはいけないとなると、途端に忙しく感じますよね。
つまり、タスクそのものの数も大事ですが、手持ちのタスクをいつどのタイミングでどんな順番でこなしていくか?も、忙しさに大きな影響を与えることになる訳です。
忙しさのもう一つの原因は、心のゆとりの有無です。
家事や育児に追われている焦りを常に感じている状態だと、時間がないことに対してよりストレスを感じやすくなります。
ストレスによって時間がないという先入観や、固定観念が強く頭に植え付けられることによって、隙間時間に気付く心のゆとりを失ってしまうのです。
なので、焦りやストレスを上手にコントロールすることが日常にゆとりを作り出す鍵になります。
では、具体的にはどうすればいいのでしょうか?
日常でできるゆとりの増やし方を5つご紹介していきます。
1. 夜寝る前に翌日の準備を済ませておく
こちらは、おそらく誰でも知っているであろう、かなり初歩的な時短術ですね。
目新しさはないですが、誰でも知っているということは、裏を返せば誰もが効果を感じているということ。
つまり効果は保証付きです!
朝の身支度の準備をしてから寝るというのが、一番シンプルで有名な方法ですが、朝の準備にゆとりを生み出すアイデアは他にもあります。
●朝食をお皿に盛り付けて冷蔵庫に入れておく
●化粧セットなどを使う場所に置いてから寝る
実際、1日の中で一番時間がないと感じる時間帯といえば朝というママが多いのではないでしょうか。
朝食の準備や子どもの身支度、仕事に出かける準備に加え、夕飯の下ごしらえなど寝起き直後からスタートダッシュ!というママが大半だと思います。
また、子どもがリズム良く食事や着替えをしてくれれば良いのですが、寝起きからグズグズと機嫌が悪い日はもう大変。
いつもの2倍近く時間と労力が掛かりますよね。
しかも、どんな機嫌の時でも朝の出発時間は動かせないのが辛いところ。
そんなママにこそ、翌朝の準備をできるだけ寝る前にしてからベッドに入るだけで朝にゆとりが生まれやすくなりますので、ぜひ試してみてください。
事前に準備をしておくことで、朝から考えたり、選んだりという頭を使う作業を減らすことができるので、時間だけでなく心にもゆとりが生まれやすくなるはずですよ。
また、『明日は特に忙しくなるなぁ〜』という日の前夜は、朝の支度だけでなく日中の仕事の下準備や、夜ご飯の下ごしらえをしておくのもオススメ。
余裕のある範囲で『先取り準備』をしながら、計画的にゆとりを増やしていきましょう。
2. ToDoリストより、タイムブブロッキングで作業を管理する
ToDoリストとは、いつかするべきこと、しなければならないことをリストアップしたやることリストです。
ToDoリストを作るメリットは、やるべきことを忘れたり、作業漏れを防げること。
特にやることがたくさんあるママにはToDoリストは必須ですよね。
私もやるべき作業を思い出したら、すぐにメモるようにしています!
しかし、ToDoリストにもデメリットがあります。
それは、作業を終わらせる期限や優先順位が明確に記されていないこと。
ToDoリストを作る際、多くの人は思いついた作業からランダムにリストアップしていくと思います。
しかし、これだとつい上に書かれている作業や、その時にできそうな作業、あるいは気が向いた作業ばかりに手を付けてしまいがち。
すると、本来は優先すべき作業が後回しにされてしまったり、午前中にやれば効率的だった作業が午後に回されてしまったりと、優先順位や作業効率の整理整頓が曖昧になってしまうのです。
このデメリットを防ぐためにオススメしたいのが、タイムブロッキングの活用なんです!
タイムブロッキングとは?
タイムブロッキングとは、1日の活動時間をブロックに分けて、分割したブロックにタスクを割り当てていくタスク&時間管理方法です。
タスク1つを書き出したら、それをやる時間もセットで決めていくわけです。
こうする事で、作業をする時間や順番が明確になるので、時間がなくて出来なかったという失敗や、やり忘れを防ぎやすくなります。
また、ToDoリストを見るたびに次に何をするか考える必要がなくなったり、大量のToDoに打ちのめされることも減るので、モチベーションも保ちやすくなるんです。
子育てママ向け!タイムブロッキングのやり方
一般的なタイムブロッキングでは、タスクごとにそれを実践する時間を確保していく方法が主流です。
【例】
企画書をつくる 11:00~12:00
ミーティング 13:30~14:15
しかし、ママの場合は計画通りに行動することがそもそも困難ですよね。
自分の立てた計画通りにきっちり動けないということが、ママが抱える時間管理の原因の一つでもあります。
なので子育てママのタイムブロッキングでは、ブロックごとの時間帯を長めに設定し、ブロックの中に複数の作業を入れていく方法がおすすめです。
具体的には、まず1日の活動時間を約3〜5時間ごとのかたまりに分けて、区切っていきましょう。
今の生活の中で自然にできている時間の区切りを活かすようにすると、実践しやすいですよ!
時間を区切ったら、それぞれのブロックの中にToDoリスト内にある作業をどんどん振り分けていきましょう。
この時、優先順位が高いものは確実に着手できそうな早い時間帯にいれるようにしたり、似たような種類の作業は同じブロックにまとめて入れるなど、作業効率を考えながら作業を振り分けるようにするのがポイントです。
こうすることで、作業をする時間をしっかり確保できるようになりつつも、具体的な作業の順番やそれにかける時間については、その時の状況に応じて臨機応変に行動できるようになります。
また、もしブロック内で終わらなかった作業があっても、なるべく次のブロックに回さないようにするのも重要なポイントです。
終わらなかったからとダラダラ続けてしまっては、次のブロックのタスクもどんどん先送りになっていってしまいます。
なので未完了の作業は明日以降、もしくは全てのブロックが終了した後に回すようにしましょう。
未完了のタスクが増えすぎないようには、作業時間を現実的に見積もること、そして1つのブロック内に作業を詰め込み過ぎないことが大事です。
詳しいタイムブロッキングの活用法については、過去の記事も参考にしてみてください!
3. 自分は何を大事にしたいか?をクリアにする
時間管理とは、行動の取捨選択です。
この時間で何をして、何をしないかを決めることを繰り返すことが、時間管理の肝になります。
特に子育てママの場合は、そもそも手元にある作業量が膨大なので、全てを1日の中で終わらせようということ自体が無理な話。
必然的に『手放す作業』を見極める力が必要になってきます。
とは言っても、『手放せるなら、もうとっくに手放してるよ〜💦』という方も多いはず。
そんな理想と現実の間で迷子になっているママは、ぜひ『自分が何を一番大事にしたいか?』という自分の生き方の価値観を掘り下げて、クリアにしてみてください。
例えば、子育てにおける価値観1つをとっても、子どもとの関わりを何よりも優先したいというママもいれば、自分がやりたい事を思う存分やっている姿を見せて生きる楽しさを伝えたい、というママもいるでしょう。
また食育でも、無添加であることを重視したいママがいたり、食事の会話を楽しむことを何よりも大事にしたいママがいたりと、考え方は様々ですよね。
何が正解、という答えはありませんので、自分の心に素直になって一度ゆっくり本音と向き合ってみてください。
こうして自分にとって大事なものが明確になれば、何を手放すべきかが見えてくるはずです。
自分の価値観に合わないものや、優先順位が低いものはどんどん暮らしの中から省いていきましょう。
ただ、自分の本音と思いきや、実は世間や周囲の人から刷り込まれた先入観であることも多々ありますので、混在しないように注意してください。
●手作りの料理の方が家族は幸せ
●子どもを甘やかすのは親の傲慢
●英語は幼少期から慣れさせるべき
たくさんの『こうあるべき』という先入観がママの中にあると思いますが、自分の中から生まれた本当の価値観でないものは、無理に大事にする必要はありません。
情報として様々な知識を得ることは大事ですが、それを採用するかしないかは自分次第。
ぜひ自分の気持ちを大事にして、ライフスタイルの取捨選択によって暮らしにゆとりを増やしていきましょう!
4. 行動するまえに『本当にこれをやるべきか?』を問う
時間がないほど忙しく感じる時ほど、行動するまえに『本当にコレって必要?』と自分に問いかける癖を付けてみて下さい。
人は習慣や慣れの通りに行動する生き物。
自分の日常を客観的に観察してみると、つい無意識のうちに『これはやらなきゃいけない』というマイルールに縛られて行動していることが意外とたくさんあります。
●掃除機は毎日かけないといけない
●乾いた食器は毎回棚に戻さなきゃいけない
●夕飯は2品以上作らなきゃいけない
マイルールがあることでルーティンが生まれて行動しやすくなるというメリットがある反面、時間がない時は省いても全く問題ないっていう行動までつい癖で辞められなくなってしまっていることが多々あったりします。
毎日同じように感じる暮らしも、実は気付かないうちに少しずつ変化しています。
これが一番ベストなやり方だ!と思ってずっとやっていたけど、冷静に見直してみたら実はもう効率的ではなくなっていた、なんてこともあったりする訳です。
つい、いつものやり方に縛られて行動してしまいがちですが、忙しい時ほど『これ本当にやらないとダメ?』と自問してみてください。
自分で決めたマイルールで自分を苦しめていないか、日常的に振り返りながら心と時間にゆとりを作っていきましょう♪
5. 「時間がない」と言わない
日常的に「忙しい」とか「時間がない」という言葉を口にしていませんか?
思い当たる節のあるママは要注意!
もしかしたらその言葉が、自分をより忙しくさせたり、時間を無くしてしまっている可能性があります。
引き寄せの法則などでよく利用されるアファメーションというものご存知ですか?
アファメーションとは、肯定的な言葉による自己暗示によって、なりたい自分を引き寄せるマインドセットの手法の一つです。
『私はこうなる✨』という言葉を繰り返し呟いたり、目にしたりすることで、理想の自分を叶えるために使うものなのですが、実はネガティブな言葉にも同じようにこの効果が働いてしまうのです。
例えば、「私はいつも時間がない」とか「なんで私ばっかり忙しいんだ」という言葉を頻繁に呟いていると、時間がない自分や忙しい自分という考えがどんどん頭に刷り込まれていってしまい、現実化されやすくなってしまいます。
もし時間がない、忙しいと愚痴っている自分に気付いた時は、
『「今は」それをやる時間はないけど、後でならできる』
『私は今これをやることを、自分で選んでいる』
というような、肯定的な言葉を意識的に呟くようにしてみましょう。
最初はかなり意図的に思考へ意識を向けないといけないので、少し難しく感じるかもしれませんが、続けていくとかなり気持ちが変わってくるはずです。
このワークをしても決して時間がびっくりするほど増える!というような絶大な変化は残念ながら起こりませんが、時間に対する意識や気持ちはガラっと変わっていくはずです。
時間の捉え方や考え方が変わるので、時間の使い方や行動の見直しになり、結果的に心に余裕も生み出されていくはずです。
言葉によって脳も上手にコントロールしながら、意識的にゆとりを生み出していきましょう!
心のゆとりが、時間のゆとりを生み出す
時間はだれにでも平等に与えられたものですが、人生の長さや、やりたい事の数は一人ひとり違います。
忙しいのが好きな人もいれば、のんびり過ごすのが好きな人もいるように、その時間をどう使うと心地よいと感じるかはその人次第。
つまりは時間に対する心のあり方が、時間がある or ないという感覚を作り出しているとも言えるでしょう。
心にゆとりを作りながら、自分らしい時間の使い方を見つけていきましょう!
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