ルーティンがママに「自由」を与える理由

タイムマネジメント

皆さんは毎日行うルーティンはありますか?

ルーティンと聞くと何だか、「ルールに縛られて自由がない」「規律を守るのが大変」というイメージを持つ方も多いかもしれません。

しかし実は、ルーティンは一日をより自由に、より柔軟に送るための最強のツールになり得るんです。
例えば一日のスケジュールを決めていたのに、予期せぬアクシデントや用事が入ってしまい、スケジュールがめちゃくちゃになり落ち込んだ経験はありませんか?

そんな時もルーティンがあれば、より柔軟に対応できるようになるんです!

今回はルーティンを取り入れるメリットと、取り入れ方のヒントをお伝えします。

 

ルーティンとは?

予定を組む際に、ルーティンスケジュールToDoリスト、などの言葉がよく使われますが、それらの違いって分かります?
全部似ている様ですが、役割はそれぞれに違います。

まずこれらの違いを把握しましょう!

◎ルーティン
日課、習慣の意味。1日の流れや、構成を指す。

◎スケジュール

時間割、予定表の意味。行動とそれを行う時間を明確にするもの。

◎ToDoリスト

行動をリスト化したものの意味。具体的なアクションそのものを指す。
つまり、冒頭で上げたような「ルールに縛られて自由がない」「規律を守るのが大変」と感じるものの多くはスケジュールを指し、ルーティンではありません。
ルーティンはあくまでも行動の流れや構成を指すもので、上手く取り入れることによって1日をよりスムーズに進めるための道標にすることが出来ます。

ルーティンのメリット1:先が読める

1つ目のルーティンのメリットは、アクションの順番を入れ替えたり、時間を短縮しても機能そのものを保つことが出来るので、その日の状況に合わせて柔軟に形を変えることが出来るところです。

例えば、我が家の子供たちの「帰宅〜寝るまでのルーティン」は以下の通りです。

帰宅 →手洗い →夕飯 →自由時間 →お風呂 →歯磨き →読書 →就寝
普段は上記を18:00から21:00までの3時間の中でこなしています。

もし、夏休みなどで実家に帰省した時などは夕飯の時間が長くなったり、読書の時間がなくなったりしますが、子供たちは基本的な流れが分かっているのでご飯を食べたらお風呂、お風呂が終わったら歯磨きと自然に動く事ができます。

これが時間で行動を決めている場合だと、時間がずれ込んだり早まった際に上手く機能しなくなってしまいますが、流れを決めているだけなので、細かな変化があっても大枠が機能し続けますし、家族全員が暗黙の了解でいつでも動けるのはママにとって大きな労力削減に繋がります!

ルーティンのメリット2:カスタマイズしても機能を保てる

2つ目のメリットはベースの流れを元に毎日カスタマイズすることが出来る点です。

例えば、我が家の息子は最近体力がついてきたので保育園でもお昼寝をしない日が増えてきたのですが、そこはやはりまだまだ3歳。
ちょっと外遊びが長かった日などは帰り道から眠くてグズグズし始めます。

この状態でいつも通り帰宅後に夕飯にしてしまうと、ご飯の途中で寝落ちしてしまうだけならいいのですが、最悪の場合はご飯中に眠気で機嫌が悪くなり大号泣してご飯を一切食べなくなってしまい、子供も親もストレスマックス・・・なんて事になってしまいます。

なのでそんな時は、下記の様に順番を変更し、お風呂で息子の目を覚ましてからご飯にします。

変更前:帰宅 →夕飯 →自由時間 →お風呂

変更後:
帰宅→お風呂→夕飯→自由時間

また子供だけでなく、ママの都合に合わせて「今日はここに時間がかかったからここを短くしよう」や「今日は疲れているからここはカットしよう」と調整することも自由自在です。
なんてない事の様に思えますが、忙しい毎日の中でスケジューリングする時間と、それに脳を使う労力を少しでも節約できるのは、ママにとっては非常にありがたい事なのです!😂

ルーティンのメリット3:複数のパターンを使い回せる

メリット2のように状況に応じて部分的に入れ替えるのも良いですが、残り時間や状況によってパターンAとパターンBを使い分けるという方法もオススメです。

例えば・・・

パターンA:時間に余裕がある時の理想型ルーティン

パターンB:平凡な日の現在進行型ルーティン

パターンC:時間もやる気もゼロの時の最小限型ルーティン

このような状況に応じたパターンを作っておき、それぞれに具体的に組み込むアクションや、全体の所要時間などを把握しておくと便利です。

特に、「突然夕方に実家から呼び出しが来た!」や「子供が発熱で早退したら小児科へ行くことになった!」というような予期せぬ事態に陥った場合でも、突然の予定変更にイライラしたり焦ることなく「AからCに予定を変更すればいいだけ」と切り替えればいいだけだと、かなり気がラクです。

タイムブロッキング法でよりシンプルに

ルーティンを組み立てる際は、タイムブロッキングでそれぞれのタスクを振り分けていくとよりスムーズです。

タイムブロッキングとは、1つのタスクの為に予めその時間枠をブロックして他のタスクを入れないようにする方法です。

ビジネスにおいて必ず実行しなくてならない業務を終わらせるために利用する事が多い手法ですが、もちろん家庭でのタスク管理にも有効です。

例えば・・・

17:00-19:00 夕飯・片付け・お風呂

19:00-21:00 歯磨き・読書・就寝

上記のように、ある程度の時間枠と行動だけを決めておき、その時間内はその行動だけを優先して終わらせれば良いと決めてしまのです。

こうする事によって、大体それぞれにどれくらいの時間をかければいいか分かりますし、目の前がタスクの山で考えるだけでグッタリしてしまいそうになっても「とりあえず今はこの3つだけをやればいい!」と思えるので肩の荷がグッと軽くなります♪

この方法においても、先程のパターンA、パターンBのように状況に応じた形を複数作っておいて「もし究極に時間がない日は、この時間帯にこれだけは最低限終わらせる」などと決めておくと良いですよ。

まとめ:ルーティンを作るうえで一番大事なこと

今回は日常にルーティンを取り入れるメリットと、取り入れ方にヒントをお届けしました。

最後に、ルーティンを作るうえで一番大事なことをお伝えします。

それは「自分の生活においてきちんと機能しているか?」です。

最近は動画サイトなどでも多くの人がモーニングルーティンを紹介したりしていますが、人の真似をして多くの行動を取り入れたとしても、実際に生活するうえで機能しなくては意味がありません。

よくあるのが「朝一番にランニングするのが良いと聞いたから毎朝起きたらすぐ走ろう!」と決めたものの、全くルーティンにならないというような例です。

もちろん今の生活を改善する為に新しいことを取り入れたり、悪い習慣を見直してより良い習慣を身につけるのはいい事ですが、そのためには自分の生活リズムに適した方法で取り入れないと結局習慣になる前にやめてしまう結果につながってしまいます。


何の目的の為に走るのか?

なぜ朝一番じゃなくはいけないのか?


他に最適な時間や頻度はないか?

などをきちんと把握したうえで、ルーティンに組み込む為に最適な時間と方法を見つけてあげるのが、習慣化するうえで一番大事なポイントになります。

ぜひご自身の生活リズム全体のルーティンを見直して、自分をより良く、そしてより身軽にするためのルーティンを生活に取り入れてみてください!

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コメント

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