子育てママは子どもの年齢に関わらずどんな時期でも常に悩みを抱えながら頑張っていると思いますが、0歳〜3歳の時期を特に辛かったと感じるママが多いそうです。
その中でも、育児で最も辛い時期と言われるのが0歳児。
初めての育児は分からないことだらけで戸惑うのはもちろん、出産直後でボロボロになった体を十分に休める暇もないまま、育児をスタートさせなければならないことは心身共に本当に大変なことです。
そこで今回は、私も実際に参考にして効果があった辛い0歳児育児を乗り越えるための8個のコツをご紹介します。
辛い0歳児育児を乗り越えるサバイバル術 8選
赤ちゃんが生まれて嬉しく幸せなのはもちろんですが、楽しいことばかりではないのが子育ての掟。
寝ない!
食べない!
泣き止まない!
の3重苦の中、夜中一人で抱っこをしながらゆらゆら揺れていると、なんだか孤独と疲労で暗闇に引きずりこまれそうに感じますよね。
そんな私も現在10ヶ月の長女を絶賛育児中です。
今は二人目なのでわりと耐えられていますが、上の子の時は本当に辛くて、毎日夕方になると「早くこの辛い1日が終わらないかな」と泣きそうだったのを覚えています。
1日が終わっても、また朝になれば同じ様な1日が始まるんですけどね・・・
そんな0歳児のお世話を乗り切るために、絶対に忘れてはいけない大切なことはただ一つ。
ちゃんとやろうとしないこと。
まさにこれに尽きます。
1.今まで通りに出来ると思わない
子どもが産まれたら、出産前に出来ていたことの半分も出来れば上出来だと心得ておきましょう。
そして何よりも、一つのタスクを最後まで中断することなく一気に終わらせることがほぼ不可能になります。
私は結構これがストレスで辛かったです・・・
一人だったらサクッと10分で済むことが、赤ちゃんがいるとオムツを替えたり、ぐずったり、危ない所に登るのを止めたりしたりで30分近くかかるようになります。
時間と体力を消耗するだけならまだしも、何よりも精神がどんどんすり減っていき、これが地味に辛いんです。
そんな精神の消耗を最小限に押さえるオススメの方法が、一つの作業を小刻みに区切ってから取り組むようにすることです。
例えば30分かかる夕飯の支度を、①仕込み、②調理、③片付けの3フレームに区切ってから取りかかります。
①〜③を区切らずに一つの作業として取り組むと、中断される頻度に比例してストレスを感じる回数が増えますし、達成感は最後の1回しか感じられません。
しかし3つのフレームに分けて取り掛かると、①だけでも出来たら一先ず達成感がありますし、10分だけなら作業を中断させられる可能性も断然低くなります。
なので夕飯の支度の途中で赤ちゃんが泣き出したり、ミルクを吐いたりして作業を中断されることがあっても、ママが感じるストレスの量や頻度を減らす事ができるんです。
①仕込みは朝、②調理と③片付けは夕方と作業する時間帯を分けるのも良いです!
また、作業の成果を小さく見積もるようにするのも、出来なくてがっかりする事よりも、出来てラッキーと思える事が多くなるのでおすすめです。
例えば、夕飯にオムライスを作るつもりだったけど、最低限ご飯さえ炊ければ卵かけご飯が食べれるからOK!と割り切ってしまうんです。
もしオムライスは食べれれば達成感が120%ですし、卵かけご飯になっても「想定内だからOK」と自分を責めることなく現実をすんなり受け入れられるようになります。
特に子どもが小さいうちは、期待や成果を出来る限り小さく見積もる様にしておくと精神的に楽になりますよ。
2.今は何もできなくて良い時期だと受け入れる
赤ちゃんと一緒だと昼も夜も無くなり、今まで普通だった生活スタイルが普通ではなくなります。
それに伴って体力的にも時間的にも多くの制限や限界が生まれて出来ることが少なくなり、だんだん自分を見失っていくような不安に襲われることもあるでしょう。
言葉にすると当たり前過ぎるのに、実際その状況にいるとなかなか忘れがちなのが、
ずっとこの生活スタイルが続く訳ではないということです。
ママも赤ちゃんも成長して、また人間らしい時間が流れる時期がやってきます。
赤ちゃんとの生活の渦中にいると、本気に一生このままの人生なんじゃないか?っていう錯覚に陥りますよね・・・
なので、今はとことん赤ちゃんに振り回されていい時期だ
と受け入れてしまいましょう。
季節に四季があるのと一緒で、人生にも穏やかな時期や、騒がしい時期など色々あります。
今は『新生児に付き合う時期』という季節にいるんだと思ってみてください。
季節の境目が曖昧な様に、気がついたら赤ちゃんが幼児になっていてびっくりする日が必ずきます。
全ては一時的なもの!
その時期ならではのイベントを楽しむことも忘れないようにしたいですね。
3.小さな1日のゴールを決める
前日の夜や、その日の朝に今日のゴール(目標)を3〜6個書き出します。
ゴールと言ってもすっごく小さいことでいいんです!
▶お昼ごはんをちゃんと食べる
▶5分でも昼寝をする
目標とも呼べないほど小さい事ですが、小さい事ほど簡単に後回しにしてしまいがちです。
例えば、寝不足だから赤ちゃんと一緒にお昼寝しようと思っていても、実際に赤ちゃんが寝ると「寝ている間に夕飯の支度した方がいいかな・・」とつい迷ってしまいます。
そんな時でも「昼寝をする」を目標にしておけば、今日は無理せずに昼寝する!という選択が出来やすくなります。
つい昼寝をせずに家事をしてしまいがちですが、少しでも寝てスッキリした方がその後の行動が俄然はかどります!
ついつい自分を追い込み過ぎて無理をしないようにするためにも、目標を立ててから一日をスタートしましょう!
4.ブレインダンプの時間をもつ
ブラインダンプとは、頭の中にある考えを全て吐き出すように紙などに書き出すことです。
頭にあることを何も考えずにただひたすらに書き出して、自分の思考や気持ちを視覚可してみるとたくさんのことが見えてきます。
▶何をしたいのか?
▶何に困っているのか?
▶何に疲れているのか?
そして何よりも、書き出すだけでストレス解消になりスッキリします!
脳の中を視覚化すると、自分の思考を客観視しながら整理整頓できるので、解決策や対処方法が見つけやすくなるんです。
もちろん書き出した全ての悩みを解決する必要がある訳ではありません。
友達とだらだら話すと楽になるのと同じように、ただ紙に書き出すだけで思考を開放してあげられるので気持ちが軽くなります。
特に0歳児ママは赤ちゃん連れでの外出が面倒で家に籠りがちだし、人とゆっくり会話する時間も少ないため余計にオススメです!
赤ちゃんがいると自分のための時間や行動は限られてしまいがちですが、書くだけならいつでもどこでも簡単に出来るので、ぜひ1度やってみて下さい!
Me-Map Storeからも無料でワークシートをダウンロードしていただけます。
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5.抱っこ紐を家でもフル活用する
新米ママは抱っこ紐は外で使うものと思い込みがちですが、家でこそ抱っこ紐をフル活用しましょう!
0歳児期は家にいる時間が長いですが、
それってつまり家で抱っこしている時間が長いってことです。
また赤ちゃんの性格にもよりますが、抱っこじゃないとダメな時期ってありますよね。
出来るだけ抱っこしててあげたいと思いつつも、素手で抱っこしていると本当に何もできません。
特に半年くらいまでの赤ちゃんは首や腰が座っていないため、両手で抱っこしなくてはならず、そこまで重さはないけども他の家事が進まない焦りとイライラが溜まっていってしまいます。
そんな時に抱っこ紐やスイングを活用すれば、抱っこをしていても手があくのでご飯も食べれるし、トイレにも行けるし、本も読めます。
ほぼ妊婦に戻ったみたいな感覚です!
うちも一人目はすぐ泣く子で、毎日素手で抱っこをしていたら腱鞘炎になってしまい、右手がずっとしびれていました。
二人目の今は、上の子のお世話もあって何もできないと困るので、新生児期から生後半年頃までほぼ毎日コニーの抱っこ紐を使って生活していました。
首が座ってきたら、おんぶ紐に切り替えてあげれば一緒にいながら料理もできるようになります。
10ヶ月の今は、眠くてグズグズし始めたらおんぶしながら料理の時間にしてます。
ユラユラしながら料理をしているとすぐ寝てくれるのでとても便利ですよ!
6.助けてもらうことを許す
周りの人が手伝おうか?と言ってくれたら、どんな小さなことでもいいので助けてもらう癖をつけるようにしてみて下さい。
助けてもらう事って慣れが必要ですが、慣れてしまえば必要以上に遠慮しようと思わなくなります。
また周りの人も助けになってあげたいと思いつつも、
何をしてあげたらいいのかが分からないために、具体的な提案が出来ず「何かあったらいつでも言ってね」としか言えないことが多いです。
そう聞かれた時にママ自身もやってもらいたい事がすぐに思いつかずに、結局遠慮して終わってしまう・・・というケースがほとんどではないしょうか。
なので日頃から「これやってもらえたら助かるな〜!」と思ったことを書き出しておいて、友達や親から「大丈夫?何か手伝おうか?」という言葉をもらった時にそのリストから何か1つ頼むようにするとスムーズです。
▶30分だけ子どもを見ててもらって集中して料理がしたい。
▶サイズアウトした服を入れる為のダンボールをもらって来て欲しい
小さなことほど「後で自分でやればいいかな〜」と人にお願いするのを諦めてどんどん後回しにしてしまいがちですが、そのちょっとした時間を見つけるのがなかなか難しいもの。
「ちょっとお願いしたいこと」を書き留めておいて、助っ人を頼めるタイミングでサクサク解決していきましょう!
7.心が軽くなる言葉を書き留めておく
ママはなかなか人に評価してもらう機会がなく、孤独な時間が多いのでどんどん自分に厳しくなってしまう傾向があります。
そんな時におすすめなのが、疲れた心に沁みる言葉や、先輩ママの教えを書き留めておいて時々見るようにすること。
子育てしていると同じ様な毎日の繰り返しになりがちですが、インスピレーションを刺激してくれる言葉を見るだけでも良い気分転換になります♪
科学的な側面からみても、モチベーションを上げてくれるポジティブなイメージや言葉に触れた人の方がタスクの達成率が高いという研究結果もあるそうです。
(これは一時的なもの)
▶I can do anything, but not everything
(私はなんでも出来る、けど全部のことは出来ない)
▶Being and enjoying, not wishing and wanting
(欠けていることや無いものをねだるよりも、今を感じて楽しもう)
私は『良い母にも、良い妻にも、良いキャリアウーマンにもなれるけど、同時に全部になれなくても良い』という言葉に復職したばかりの頃救われました。
心に響いた言葉を書き溜めてたり、スクリーンショットにしてアルバム保存しておき、疲れた時に覗いてみて下さい。
その時の自分にぴったり寄り添う言葉が疲れた心に染み渡り、励みになりますよ♪
8.赤ちゃんの邪魔をしない
今の時代、赤ちゃんの育児に関する情報がネットやSNSに溢れかえってます。
こちらが積極的に情報を取りに行かなくても、勝手に沢山の情報が入ってきて「こうしないと。ああしないと。」という固定概念が自分でも気付かないうちに自分の中に作られてしまうことも多いです。
・今の月齢だと授乳は1日に5〜6回。
・昼寝は日中に2回、5時以降は寝かさない。
・お風呂は就寝の2時間前までに済ます。
もちろんどの情報も正しいのですが、それに縛られ過ぎてしまい、赤ちゃんをコントロールしようとし過ぎると途端に育児が苦しくなります。
育児書通りにはいかないと頭では分かっていても、やはり模範通りにいかないと不安になっちゃいますよね・・・
育児情報に振り回されそうになったら、情報を得ることよりも、
目の前の赤ちゃんを観察する目を養うことに意識をシフトしてみてください。
赤ちゃんの睡眠スケジュールや、生活リズムは赤ちゃん自身もコントロールできません。
ママが生活リズムの大枠を作ってあげることは可能でも、その子の個性として、その子が持って生まれた身体の仕組みで決まっている部分が多いです。
うちも同じ環境で育てているにも関わらず長男は全然寝ない子でしたが、長女は生まれてすぐから何もしなくても夜通し起きずに寝れる子でした。
どんなにママが頑張っても変えられないことの方が多いし、むしろ変えなくていいことが大半です。
理想通りにいかないのもママのせいではありません。
それよりも赤ちゃんの意思をそのまま受け入れて、その中でいかにママがラクできるか?を考えるほうがずっと生産性があります!
理想の育児像と戦うのではなく、今まさに目の前にいる自分の赤ちゃんをありのままに受け入れることだけに力を注ごうとしてみると、お互いにストレスフリーになれて、意外と自然にお昼寝をしてくれたり、ママも自分の時間が持てる余裕が出来たりしますよ。
0歳児ママにおすすめ!お手軽なリフレッシュ方法!
0歳児と一緒の生活では、自分のために時間や労力を費やすことが億劫になってしまいがちですが、意識的に毎日少しでも自分がやりたいことをする時間を持つようにすることをおすすめします。
ママだから無理・・・と我慢するのではなく、どうやったら出来るを考えてみると、意外と赤ちゃんと一緒でも出来る事が沢山ありますよ。
そこで最後に、0歳児ママでも簡単にできるリフレッシュ方法を3つシェアします♪
1.オーディオブックやポッドキャストを聴く
ワイヤレスイヤホンをつけて、オーディオブックやポッドキャストを聴きながら抱っこや家事をすれば、赤ちゃんのお世話をしながら自分時間も同時に作ることができます。
特におすすめなのが授乳中!
授乳って結構疲れるし、月齢が低いほど一日のうちのかなりの時間を費やすんですよね。
楽しい番組を事前にダンロードしておき、授乳の時に聞くようにすると授乳時間が楽しみにすらなってきます。
また最近はYoutubeでも育児関係のチャンネルが増えてきたので、お皿を洗いながら育児についての勉強をしたりすると時間も有効活用できます。
2.テレビの字幕を活用する
赤ちゃんを起こしたくないけどテレビが見たい時は、テレビの字幕機能をオンにするとセリフが全て字幕で見れるようになります。
ニュースなど生放送の場合は多少のズレがあったり、字幕が省略される部分もありますが、ドラマなどはほぼ完璧に字幕がでます。
私は1人目が全然寝ない子だったので、深夜番組をミュートにしつつ字幕でテレビを観ながら毎晩抱っこしてました!
授乳中にテレビが観たいけど、遊び飲みが始まって音がすると集中して飲んでくれない・・・という時にもおすすめの方法です。
3.1人で15分散歩に出かける
赤ちゃんがいても散歩に行くことはできますが、ポイントは1人で出かけることです。
ベビーカーを押しながらだと段差や道幅、砂利道を避けたりなど案外歩くだけで気を使いませんか?
抱っこ紐はどこでも行けますが、物理的な重さで歩けば歩くほど疲れてきて、最終的には疲労感が増すだけだったりします。
0歳児ママは常に赤ちゃんと一緒なので、1日15分だけでも赤ちゃんなしで1人で自由に動けるだけでも、とてもリフレッシュになります。
特におすすめなのは、夜に出かけること!
日中とは違う雰囲気で同じ道を歩くだけでも気分転換になり、また暗くて人の目も気にならないので身なりも整えずにフラッと出かけられますよ。
「受け入れる+工夫する」のバランスをとろう
ママになると、たくさんの矛盾した気持ちが自分の中に生まれます。
▶家族との時間をたくさん作りたい ↔ 自分だけの時間が欲しい
▶家のことをきちんとやりたい ↔ 仕事をバリバリこなしたい
どれも本当の気持ちで、どれも本当にやりたいことですよね。
ママだからって何かを諦める必要はない、全部やれるんです。
ただいっぺんにはできないだけ。
今日は仕事をバリバリこなすママの日。
今日は家族との時間を楽しむママの日。
と、色んな日があっていい。
そして片方をやっている日は、もう片方ができていない自分を責める必要もありません。
今やってないからって、一生できないわけじゃないんですから!
You can have it all, just not all at once
(あなたは全てを手に入れられる。ただ一度に全部という訳にはいかないだけ。)
0歳児育児中の今はおしゃれなレストランで食事をしたり、ゆっくり本を読んだり、仕事に全力投球するのは難しいかもしれませんが、その分子どもと一緒にいる時間を味わったり、家事の時短術を極めたり、思い通りにならないことの受け入れ方を学ぶ時期なんだと思います。
無理なものは無理と受け入れることも大事。
でも、制約がある中でもどうすればやりたいことが出来るかを工夫してみることも大事。
自分にとってのベストバランスを模索しながら、少しでも自分らしく過ごせる時間を増やしていきましょう!
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