ママが限界に追い込まれないための時間管理術

タイムマネジメント

こんにちは、Me-mapです!

前回の記事でも書きましたが、ママにとってどんな家事よりも難しい仕事は『自分の時間をつくる』ことだと思います。

ストレスフリーな育児を叶えるたった1つの法則
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忙しいママがストレスフリーな毎日を送るには効率の良い時間管理が必須になります。

しかし、世の中にあふれる『手帳術』や『最高の自分になるための時間術!』のような方法は、小さい子どもがいるママが日常に落とし込むには困難なケースがほとんどです。

◆1つのことだけに1時間集中すると決めよう!
子どもがそばにいるとほぼ無理

◆家族が目覚める前の2時間を自分時間に充てよう!
夜泣きの対応で精一杯だし、いつ寝ていつ起きるのかが予測不能

◆寝る前に今日出来たことを3つ書き出そう!
高確率で寝かしつけながら一緒に寝落ちしてしまう

ママは自分の時間を捻出できない主な原因が自分ではなく他人であることが多く、また毎日の生活リズムが一定ではないため、なかなか思うように予定を立てたり計画的に時間管理をすることが難しいんですよね。

ただ、難しいだけで、決して無理というわけではありません。

ポイントはママとしてのライフスタイルに合わせた時間管理術を使うことです。

とくにママが独身時代や出産前にやっていた時間管理の方法をそのまま今の生活にはめ込もうとすると、絶対にズレが生じてしまいます。

生活リズム、管理する人数、タスクの数や種類が今とその頃とでは違うので、生活の変化とともに時間管理の方法もアップデートしている必要があるんです。

「じゃあ具体的にはどうすればいいの?」という方のために、今回はママが自分を限界に追い込まないための時間管理術と5つのポイントをお伝えします!

 

時間がないママこそ時間管理のための時間をとるべき理由

”時間管理”と聞いても正直なところ「忙しくてそれどころじゃない!?」っていうのがママたちの本音だと思います。

机に座ってゆっくり手帳と向き合う余裕なんてなく『時間管理の管理をする時間が無い!』という気持ちではないでしょうか?

私も最初はそう思っていました!(笑)


手帳を買っても書く時間がなくてほぼ白紙のまま。

ジャーナルや日記なんて夢のまた夢。

そもそもそんな時間どこに在るの?

という感じでした。

しかしある日、毎日忙しくしているにも関わらずToDoリストが全然片付かないことに気づき、それがだんだんとストレスになり始めたんです。

毎日寝る頃にはクタクタなのに充実感は皆無で、むしろ「今日も何もできなかった・・・」と落ち込んでばかりの日々に「これは何かが間違っている!?」と危機感を感じて、時間管理のリサーチや独学で勉強をはじめました。

そのお陰で今はこの様にブログを書く時間や興味のある分野の勉強をする時間を持てる様になり、さらには週4〜5回エクササイズする時間もできたので5キロのダイエットも叶いました。

この変化を通じて心から感じたことは『やることが極端に多く、時間管理の時間が勿体ないと思うママにこそ時間管理術が絶対に必要だ!」ということです。

その理由は以下の3つです。

1.タスクが多すぎて頭が回らない

そもそもママ1人の管理下にあるタスクの数が膨大なので、頭の中でToDoリストを整理しながら同時に作業の効率化を計るのはほぼ不可能です。

もちろん、やろうと思えば最低限の家事や育児は出来ます。
しかし、この様に頭に浮かんだToDoを片っ端から片付けていくやり方ではこなせる量や質に限度があるし、何よりママの労力をかなり無駄に消耗します。

また頭が常に動いている事で気が休まらず、自律神経にも悪影響を及ぼし結果的にストレスの増加、モチベーションの低下、不眠などの体調不良を引き起こす原因にもなります。

2. 家事や育児は終わりがないため、ついやりすぎてしまう

真面目なママほど、家事や家族の用事を全て満遍なく一生懸命にこなそうとします。

特に専業主婦や育休中のママは「家事、育児、家族の用事をこなすのが今の私の仕事だから、自分の事にかまけてはいけない」と家事以外をする事を後ろめたく思ってしまい、1日のスケジュールを忙しさで埋めなくてはいけないと無意識レベルで感じている場合が多いです。


忙しい自分=需要がある=存在価値がある
、という方程式になってしまっていませんか?

このようなマインドセットになってしまうと時間に少し空白ができても、つい無意識に自分に仕事を与えて忙しくしてしまう傾向があります。

しかも家事や育児には終わりはありません。
ここまでやったら終わりというボーダーラインもママ自身が引く場合がほとんどなため、やればやるほど気になってしまい気がつくと必要以上の成果を自分に求めてしまって、気づかないうちに自分を消耗させていることが多いです。

3. 自分のための時間を過小評価してしまう

最近『セルフケア』という言葉がよく使われていますが、このセルフケアには2通りあります。

①Reavive Mode(リアクティブモード)
すでに起きた出来事や状況に反応して行動する事を指す。

(例)肩が凝ったからマッサージに行く、疲れたからお風呂に入る
②Proactive Mode(プロアクティブモード)
事前に行動を起こす、積極的に促すという意味。
自己成長や予防的メンテナンスのための行動を指す場合が多い。

(例)勉強のために読書をする
健康のためにエクササイズに取り組む

私がここで言う自分のための時間は、②プロアクティブモードの自分時間を指します。

最近は「ママにも自由な時間が必要だ!」というメッセージが世の中に広がりつつありますが、ほとんどのママが自分時間で行なっているのは、リアクティブモードのセルフケアです

もちろんそれ自体は悪くないのですが、リアクティブモードの多くは『これを頑張った代わりにこれをする』という受け身、もしくはご褒美としての行動になります。

つまり、まず前提として“家事や育児を頑張る自分”があって初めて受け取れる時間という設定になってしまい、結果として『家事や育児を頑張らないと自分時間をもってはいけない』という思考回路になってしまう可能性があるのです。

ママにとって本当に必要なのはプロアクティブモードの自分時間です。

ママだって1人の人間として日々成長しています。
しかし人は新しい刺激や学び、それらをアウトプットすることからあまりに遠ざかってしまうと壁にぶち当たったような感覚になるそうです。
いわゆる、スポーツでいうスランプのような状態ですね。

このような状態が長く続くと、やる気や気力が沸かずに鬱っぽくなったり、何をしても満足感が得られずにストレスを感じ易くなってしまいます。

もし、いくらやっても現状が変わらず同じ場所でグルグル回っているような感覚、または前に進めなくてもどかしいような気持ちになっているママがいるとしたら、その理由はプロアクティブモードな自分時間を充分に持てていないからかもしれません。

『でも勉強なんて何をしたらいいか分からない』
『新しくチャレンジしたいことなんて別にない』

と思ったそこのママ!大丈夫です!

この自分時間でやりたい事の見つけ方についても追って説明していきますよ♪

ママのための時間管理術!5ステップ

ママにとっての時間管理で目指すゴールは下記の2つです。

!目指すゴール!

①家事・用事・雑用の生産性を上げる

②自分がやりたいことに充てる時間を増やす

やるべき仕事と自分自身、どちらだけになってしまってもストレスになってしまうので、これら2つのバランスを上手く保てるやり方を見つける方法を5つのポイントに分けて紹介していきます。

ポイント1:自分時間を毎日15分確保する

まずは自分時間を日常的なものにするために、毎日のスケジュールにしっかりと組み込んでいきます。
毎日たった15分だけでも、自分のためだけに何かをしていい時間があると思うと少しワクワクしませんか?

自分の時間を持つことにまだ罪悪感や抵抗を感じてしまう場合は、毎日10分や5分から始めてみるでも構いません。
とにかく誰の事も気にせず、自分のためだけに何かをする時間を確保する意識を持つようにして下さい。

この意識があるだけで意外と「あ、今なら15分くらい時間取れるな」と隙間時間の存在に気づけたり「明日の自分時間で何しようかな?」と今の自分が興味をそそられるものへのアンテナがどんどん反応するようになっていきます。

そもそも15分なんて、ぶっちゃけ家族にとったら大した時間ではありません。
今現在、彼らに費やしている約12時間/日を、11時間45分にしたところで大きなクレームが来ることはほぼないでしょう。

安心して、ワクワクしながら自分時間のプランを立てましょう!(笑)

ポイント2:タイムブロッキングで枠組を作る

タイムブロッキングとは、ビジネスシーンで『タスクを確実に実行するために、予めそのタスクを行う時間をブロックし、それ以外の予定が入り込まないようにする』タスク管理の手法です。

例えば、「A社へのプレゼン資料を作る時間として9:00〜11:00をブロックする」というイメージです。

しかし、ママにとってのタイムブロッキングの使い方は少し違います。

ママの時間管理術ではプロジェクトごとに時間をブロックするのではなく、先に時間を2〜5時間ごとに区切っていき、そのブロックの中にタスクを組み込んでいくんです。

例えば・・・

タイムブロックNo.1(早朝の時間)
5:00〜7:00

タイムブロックNo.2(支度の時間)
7:00〜10:00

タイムブロックNo.3(午前の時間)
11:00〜13:00

タイムブロックNo.4(午後の時間)
13:00〜16:00

タイムブロックNo.5(夜の時間)
16:00〜21:00

タイムブロックNo.6(自分の時間)
21:00〜23:00

上記の様に枠を作ったら、それぞれのブロックの中に3〜5個程度のタスクを入れていきます。

各ブロックの中に入れたタスクはその時間の枠の中だけで行い終了させる、もしくは時間までに終わらなければ次の日に持ち越すようにします。

こうすることで何を何時頃どんな順番でやるかが予め明確になるので、頭がすっきりして作業への集中力も上がりますし、やり忘れる心配もほぼなくなります。

この手法で私が一番ラクになったと感じたのは、そのタスクをやる時間までは、そのタスクの存在自体を忘れていて良いということでした。

それまでは、例えば郵便局行かなきゃいけない用事がある日は、どのタイミングで郵便局に行くかをずっと頭の片隅で考えているせいで、他の家事になかなか集中できずに余計なストレスを感じてしまう事が多々あったのですが、タイムブロッキングを組むようになってからは必要以上にそのタスクのことを考えなくて良くなったのでイライラも減り、効率もアップしました!

ママにとってもオススメの手法です!

ポイント3:ハビットスタッキング

ハビットスタッキングとは、

Habit=習慣
Stacking=積み上げる

という意味です。

例えば、歯磨き、フロス、スキンケア、ストレッチ、瞑想というような小さな習慣を1つずつ積み上げて夜のルーティンを作り上げていくような時に使える手法で、新しい習慣を身に着けていく時にとっても有効なのですが、これを時間術にも活かすことができます。

家事でも、自分のことでもいいのですが、やらなきゃいけないのは分かっているのに先延ばしにしてしまっている事って無いですか?

もしあったら、それらを全て10〜15分程度のボリュームに区切っていき、それを毎日1つずつどこか余裕のあるブロックに入れていくのです。

例えば、押入れの整理をしなきゃいけないのにどこから手を付けたらいいのか分からない!という時は下記のように作業を区切っていきます。

①押入れにあるものをリストアップする。
(例):服、おもちゃ、写真②それぞれに片付ける日を決める。
(例):月〜水は服、木〜金はおもちゃ、土〜日は写真

③スケジュールに組み込み実行する。

こうすることで、スタート時点や途中経過が明確になるので、途中でモチベーションが下がって中途半端に終わってしまうことも防げます。

また、服・おもちゃ・写真と分けた作業を、さらに細かく具体的に行う作業にまで区切っていくとその日に行う作業がより明確になるのでオススメです。

ポイント4:自己成長のための時間を毎日15分設ける

この時間はポイント1の「自分の時間」とは違い、勉強など自己成長につながることをする時間です。

勉強と言っても別に机に向かってノートを取るようなものでなくても全然良く、自分が今もっと出来るようになりたいと思っていることや、興味があることを本・ポッドキャスト・Youtube・オンラインコースなどで調べたり、学んだりするだけでOKです。

節約、片付け、アイロンがけ、掃除など、家事に関する知識を増やすのでも良いですし、投資、英語、会話術、キャリアアップなど、自分の今後のための勉強でも良いです。

何か新しい知識を増やす時間を持つことで気持ちが前向きになりますし、日常生活のスキルやレベルアップにつながる勉強であれば毎日の生産性もあがりますよ!

ポイント5:余白を日、週、月単位で設ける

ママの時間管理で一番のネックとなるのが、急な予定変更や思わぬ時間のズレが頻繁に発生することです。

・子どもが昼寝しない
・発熱で保育園から呼び出し
・抱っこばかりで家事がすすまない

これらのアクシデントが発生して予定がずれ込んでもストレスにならない様にする為には、予め予定通りに計画が進まない前提で予定を立てておけば良いのです。

その為にも、必ずタイムブロックの中にはタスクを入れすぎずに余裕を持たせることを常に意識しましょう。

そして、1日、1週間、1ヶ月に最低1箇所は余白の時間を作っておきます。

もし遅れが生じた際はそこで取り戻せるようにして、もし予定通りにいったら自由時間として活用する事もできます。

またこの余白を、追加で発生した細々とした用事をこなす為の時間としてしまうのもおすすめです。

例えば、突然買い物を家族から頼まれたら無理に今日やろとせずに、この余白のタイムブロックに入れていく様にするのです。

こうすることで自分のペースを乱されることを最小限に抑えられ、よりストレスなく時間を管理できるようになります。

まずは2〜3日記録をつけて現状を把握しよう!

以上の5つのポイントを念頭におきながら、まず今日から2〜3日間かけて毎日の生活の流れを記録してデータをとってみてください!

細かくなくて構わないので、大体1日を4個か5個のブロックに分けて、そのブロックの中でどんな作業をどのくらいしているか、自分の1日を記録してみて下さい。

次回の記事では、それらの記録を元にして自分の理想の1日をプランニングする方法をお伝えします♪

子育てママに最適な1日のスケジュールの作り方【簡単3ステップ】
皆さん、自分にとってベストな1日のスケジュールってどんなものか把握してますか? 最近、家事や用事をやり残すことが多い・・・ 疲労感ばかりで達成感があまり感じられない日が続いている・・・ このような場合は、1日のスケジュールを見...

まとめ:時間を管理しようとしない!

以上、今回はママのための時間管理術のポイントをお伝えしました。
いかがでしたでしょうか?

最後に5つのポイントをおさらいしておきましょう。

 

ポイント1:自分時間を毎日15分確保する

ポイント2:タイムブロッキングで枠組を作る

ポイント3:ハビットスタッキング

ポイント4:自己成長のための時間を毎日15分設ける

ポイント5:余白を日、週、月単位で設ける

時間管理で一番大事なことは、時間を管理しようとするのではなく、自分の集中力をいつどのタスクに向けるか?今自分は何にフォーカスしているのか?の意識を管理することです。

不思議なことに時間を管理しようとすればするほど、人は時間に振り回されるようになります。

時間はあくまでも予定を立てるための枠組みで、ママにとって時間管理の最終目的は労力の消耗を最小限に抑えつつ、生産性の高い1日を送ること。

簡単に言えば、どうすればラクに充分な家事をこなしながら、もっと自由な時間を増やせるか?です!

その増えた時間で家族、パートナー、そして自分をたくさん笑顔にしてあげることがやれるようになると、それが皆にとってのより良い明日に繋がります。

皆さんもぜひ今日から数日間、自分のスケジュールを記録してみて下さいね!

次回もお楽しみに♪

 

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