新年早々、すでに今年の目標を立てた方もいらしゃると思いますが「どうやってそれを叶えるか?」はまた別の課題ですよね。
なんとなく「今年はこんな1年にしたいなぁ〜」という目標はあるけど、具体的にどうやって進めていこうかをしっかり決めたことがない・・という方も多いと思います。
しかし、目標を立てた後の行動次第でゴールの達成率が全く変わってくるんです。
結論から言ってしまうと、目標を立てたら必ずやるべきポイントはズバリこの3つです。
①目標を文字にして書き出す
②行動を決める
③計画通りに進むことを期待しない
この3つを抑えておけば、目標がグッと叶いやすくなります!
実際、去年の私もこの3つをしっかりやったことで全ての目標を叶えられただけでなく、目標以上の結果を出すことができました!
そこで今回は子育てママ必見!毎日忙しくても1年の目標をしっかり達成するためにやるべき3つのコトを紹介します。
ぜひマイペース&着実に今年の目標達成に向けて取り組んでいくヒントにしてみて下さい。
●1年の目標は立てたけどその後にどうすればいいのか分からない
●今年の目標を立ててもいつも続かない
●目標を行動に落とし込む具体的な方法を知りたい
●そもそも目標をまだ立てていない!
というママの参考になれば幸いです♪
目標達成のために必ずやるべき3つの事
目標を達成するために必要なのは「願いを叶えたい」という感情と、そのために起こすべき具体的な行動の2つです。
どちらか1つだけに偏ってしまうと、行動はしていてもモチベーションを維持できずに途中で挫折してしまったり、気持ちはあるのに効率の悪い行動ばかりを取ってしまい、結果的に成果に繋がらないまま終わってしまう原因になります。
その「感情」と「思考」をバランス良く使って目標を叶えていくために大事な3つのポイントを抑えておきましょう。
1.目標を文字にして書き出す
ここ数年「願いを書いて叶える♪」と謳った本やノートが多く販売されていますよね。
私もこの言葉に影響を受けて、今までたくさんの願いや夢をノートに書き出してきましたが、それらの経験で私が辿り着いたのは答えは、この言葉の半分は本当で、半分は嘘だということ。
確かに目標を書き出すことは大事なのですが、「なぜ書き出すのか?」と「書き出した後にどうするのか?」の部分がセットになって、初めて目標を書き出すことのパワーが発揮されると感じています。
実際、願いや目標は書き出すなどのアウトプットをした方が、叶う確率が高くなるということは多くの研究によって明らかにされています。
プレジデントウーマンに記載されている心理カウンセラー中島輝氏による記事『なぜ目標を紙に書く人は年収が10倍になるのか』には、ハーバード大学が10年間かけて行った目標を書き出すことに関する研究結果が書かれています。
大学の研究チームは調査開始時、ハーバード大学の生徒たちに「目標をもっているかどうか」「目標を紙に書き出しているか」と質問したところ、明確な目標を持っていたのは16%で、そのうち紙に書き出していたのは、わずか3%だったそうです。
しかし、驚きの結果が出たのはその10年後に行った追跡調査でした。
●10年後、目標をもっていたが紙には書いていなかった13%の卒業生は、とくに目標をもっていなかった84%の卒業生の2倍の収入を得ていた。
●10年後、目標を紙に書いていた3%の卒業生は、残り97%の卒業生の10倍の収入を得ていた。引用元|プレジデントウーマン『なぜ目標を紙に書く人は年収が10倍になるのか』(中島輝)
この10倍の差が生まれた理由を、筆者は「プライミング効果」によるものだと説明しています。
プライミング効果とは、先に見たり聞いたりしたことがその後の行動や判断に影響を与えるという理論のことです。
小学生の時に、シャンデリアって10回言ったあとに「毒りんごを食べて死んだのは?」と聞かれて「シンデレラ」と答えてしまったり、ピザと10回言ったあとに「ココは?」と肘を指されて「膝」と答えてしまう遊びをしませんでしたか?
あの現象がまさに、プライミング効果です。
このように暗示が脳に与える力は非常に強大で、日々ネガティブなニュースに多く触れていると気分が落ち込みやすくなるという傾向も明らかになっています。逆に明確な目標を紙に書き出し、それを日々、目にしているとプライミング効果がプラスに働くわけです。
それを裏付けているのが、3%の学生の年収が10倍になったハーバード大学の調査です。脳は書くこと、書いたものを目にすることで圧倒的な刺激を受け、勝手に働き始めるのです。これは書くことで潜在意識を刺激するか、しないかの違いであり、ノートに書き記すだけで本人の行動が変わるケースは、さまざまな実験によって立証されています。
引用元|プレジデントウーマン『なぜ目標を紙に書く人は年収が10倍になるのか』(中島輝)
つまり、目標を紙に書き出して潜在意識に「私はこれを求めています」というサインを送ることで、自分が意識していなくても潜在意識がアンテナとなって、目標に関する情報やアイデア、ヒントを見つけてくれるようになるということです。
ただ私の経験上、プライミング効果は「今年の目標」以外にも働くということを忘れてしまうとちょっと危険だなとも思います。
例えば「お金を貯める!」という目標を書いても、書きっぱなしで放置したまま毎日インスタでかわいい服のコーディネート紹介や購入品紹介を見ていたらどんどん購買欲や物欲が刺激されて、「もっと服が欲しい!」「おしゃれしたい!」という意識に書き換えられてしまうこともあるなと思うんです。
なので、目標を書いたら日常的に目に入る場所に貼ったり、定期的に目標を見返す習慣がつくようなルーティンを作るなどして、潜在意識に「これが目標ですよー!」とリマインドし続ける工夫をするとさらに効果を得られやすくなると感じます。
とくにママは、自分のこと以外にも家事や育児など毎日やることが多く、目標に取り組む時間を作ることはもちろん、目標への意識を保ち続けることすら一苦労ですよね!
しっかりと「これは自分にとって大事なこと」とリマインドしつづけるためにも、目標を書き出して、いつでも振り返れるようにしておきましょう。
2.行動を決める
目標を達成するうえで絶対に欠かせないステップが「目標を叶えるために具体的に何をするか?」を明確にする事です。
いくら立派な目標を立てても、実際に行動を起こさなければ現実は全く変わりませんよね。
なので確実に目標を達成するためにも「毎日何をするか?」という所まで決めるようにしましょう。
行動を決める時は、なるべく数字で表せる形にしたほうが実行に移しやすくなります。
●1日10分間筋トレする
●テキストを5ページ読む
このように数字や量、時間で計れるようにすることで取り掛かる際に雑念が生まれにくくなりますし、ちゃんと出来たかどうかの判断や記録もしやすくなるのでおすすめです。
「目標」を「予定」にしてしまえば、実行にも移しやすくなります。
しかし、ダイエットや勉強のように今までに経験したことがあることであれば計画を立てやすいですが、初めて挑戦することの場合は計画を立てること自体に時間がかかってしまったり、そもそもどうやって計画を立てたらいいか分からない!ということもありますよね。
例えば「今年はブログを始めたい!」と目標を立てたものの、全く知識ゼロからスタートとするとなるとブログを書き始めるまでに一体どの程度の作業があるのか?や、どんな工程があって、何にどれくらい時間がかかるか?が分からず、計画を立てることが困難ですよね。
そんな時におすすめなのが、LEARN・PLAN・DOの3段階に分けて計画を立てる方法です!
LEARN=調べる、知識を得る期間
PLAN=計画を立てる期間
DO=作業に取り組む期間
先程の「ブログを始める」の例でやり方を説明します。
まずLEARNの期間にすることは、ブログを始めるまでの流れを調べたり、具体的にどんな作業をしなきゃいけないのかをリストアップしていくことです。
この段階ではまだ作業はまだ進めません。ただ調べるだけです!
●ブログ開設に必要な作業を調べる
●どんなブログにしたいかを考える
次のPLANの期間は、LEARNの期間で学んだ事をどうやって実行していくか予定を立てます。この段階でもまだ作業はスタートしません。
あくまでも計画を立てるだけです!
1週目:レンタルサーバーの契約をする
2週目:ドメインを取得する
3週目:ワードプレスを設定する
4週目:ウェブサイトを整える
この様にある程度の予定を立てたら、各週の1日ずつの予定も決めていきましょう。
月曜日:どのレンタルサーバーが良いか違いを調べる
火曜日:レンタルサーバーを決める
水曜日:契約の仕方を調べる
木曜日:契約する
金曜日:予備日
ここまで決めたら、あとはいよいよDOの期間に突入!
この期間はひたすら予定通りに作業を進めていくだけです。
今日何をするか?はもう明確になっているので、それ以外のことは心配せずに、ただ目の前にある課題をこなしていくのみです。
「こんなに細かく予定を決めるの大変そう・・・」と感じましたか?
確かに何も考えずに作業に取り掛かるよりも、予定を立てるのに時間はかかります。
しかし、LEARNとPLANに時間をかけた方が、DOの段階での作業の進み具合が圧倒的にラク&早くなります。
目標が達成できないパターンとして、下調べ(LEARN)や構想(PLAN)が不十分な状態のまま、見切り発車で作業をスタートしようとしてしまったがために、計画が崩れたり、思い通りに作業が進まずに挫折してしまう事が意外と多いです。
特に初めてやる事の場合、「思ったより大変だった」と諦めてしまうことが多いです。
ついつい焦って、なるべく早く作業に取り掛かりたいと思ってしまいますが、私の経験上、LEARNとPLANの工程に時間をかけるほど、達成率が上がるだけでなく、出来上がりの精度も確実にアップします。
ぜひ試してみてください!
3.計画通りに進むことを期待しない
計画をしっかり立てながらも忘れてはいけないのは、「計画通りには進まない可能性がある」ということです。
そもそも人は、予定を甘く立ててしまう傾向にあります。
これはPlanning Fallacy(計画錯誤)と呼ばれる性質で、以前に起こった事例や経験を無視して、作業にかかる時間を短く見積もってしまう人間の欠陥を指します。
1日あれば終わるだろうと思った断捨離が実際は3日以上かかったり、30分で作れると思った料理が1時間かかったりするのもこの欠陥の証です。
というのも、もともと人間には、楽観バイアスというものが備わっています。
これはその名の通り、物事を楽観的に捉えてしまう傾向のことです。
計画を立てる時に自分が考えた「理想のプラン」に確信を持ちやすくなる一方で、
邪魔が入るかもしれない!
思い通りに進まないかもしれない!
別の問題が舞い込んでくるかもしれない!
というマイナスの出来事が起こる可能性の見積もりを甘くしてしまうのです。
特にママは、子どもや家の事など、自分で管理できること範囲外からのがアクシデントや邪魔が入りやすいですよね。
●今日中に終わらせたい仕事があるのに、子どもが熱を出した
●子どもが寝たら勉強しようと思っていたのに、全然昼寝しなかったり
●寝かしつけが終わったら常備菜を作る予定が残業を持ち帰る羽目になったり
自分ではコントロールできない「想定外の事態」がしょっちゅう起こります。
そんなママが計画を立てる時にぜひ意識して欲しいのが、1回15分のサイズで行動計画を立てること!
例えばブログを書くのも『記事を1つ書く』と計画を立ててしまうと、書き始めてから記事を公開するまでに約数時間はかかってしまいます。
1つの記事を書き終えるまでの数時間のうちに、何も邪魔が入らないことはほぼ皆無ですし、そもそもママが数時間単位で自分時間を捻出すること自体困難ですよね。
でも『ブログのテーマを決める』なら15分でもできます。
そしてそれが終わったら『構成の枠組みを決める』。
次の日は『1段落目の下書きを作る』と毎日15分で出来るサイズに行動を区切ってから1つずつ予定へ入れていくんです。
忙しい日は1個だけでもやれればOKですし、時間に余裕がある日は2〜3個進めてしまうこともできますよね。
また1日30分取り組む場合でも、15分ずつ朝と夜に分ければ1回の負担も軽くなりますし、作業の途中に邪魔が入る可能性も低くすることができます。
作業を中断させられるのって意外とストレスだから、出来る限り避けたいですよね。
そして絶対に忘れちゃいけないのが、
計画に余白を入れておくこと!!
この余白があるのと無いのとでは、計画の継続率が全然違ってきます。
1週間に1日は何も計画を入れない予備日を作り、予定通りに進まなかった遅れを取り戻したり、予想外に発生した作業を追加する日にしましょう。
こうすることによって計画のズレが大きくなり過ぎる前に再調整することができますし、計画通りに進まなかった日も「予備日にやればいいや」と思えるので、焦りが減って気持ちがラクになります。
もし予定通りに計画が進んでいれば、頑張ったご褒美として予備日をお休みの日にしてしまえばOKです♪
この様な「何もしないつもり」の余白を1日、1週間、1ヶ月単位で意識的に予定に組み込むようにすると、焦りや切迫感が減ってストレスの軽減に繋がるのでおすすめです。
大切なのは目標を叶える過程=毎日の暮らし
どんな目標を設定するかも大事ですが、「なぜ自分はその目標を設定したいのか?」をじっくり考えたことはありますか?
それを達成して何を得たいのか?
どうして自分を変えたいのか?
そもそも人生のゴールって何だろう?
と、考えを巡らせていくと結局は『喜び・充実・達成感・愛』などの感情に繋がると思うんですよね。
そしてそれらは、ゴールを達成した瞬間よりも、実は目標に取り組んでいる過程で感じることの方が多いんです。
目標に向かって頑張っているからこそ得られる充実感や達成感。
小さな「できた♪」が嬉しかったり、課題に取り組むことで自己肯定感が高まって自分や周りにも愛情を注げるようになったり・・・。
大きな目標を達成することも素晴らしですが、暮らしの中の1つ1つが今よりも少し潤うだけで、日常での感じ方が大きく変わるんですよね。
なぜなら、過程=日常だからです。
以前の私は、収入アップ、スキル取得、キャリアアップ、自分探しなどの目標を掲げるとつい「真面目にコツコツ頑張らないと結果が出ない!」と意気込み過ぎて、結局途中で疲れてしまったり、プレッシャーがストレスになってしまい挫折してしまうことが多々ありました。
しかし結果よりも過程で生まれる小さな変化や、発見を楽しむことを心掛けるようにしてから、気持ち良く過ごせる日が増えたんです。
結果が出ている出ていないに関係なく、今すぐ、この瞬間に「嬉しいな」「楽しいな」と感じられる機会が増えたんですよね。
目標に取り組むことを通して、自分の行動や感情を気にかけてあげる機会が増えたことで、勝手に心が満たせれて、生活も整うようになりました。
なので今を変えるために、何も大きな目標を立てる必要はないんです。
極端な話「自分の目標を見つける」を今年の目標にしたっていいんです。
目標をきっかけにして、自分を大事してあげる、自分を気にかけてあげる習慣を身に付けることができたら、何よりもそれが1番の収穫です♪
ぜひ皆さんも、目標を立ててじっくりマイペースに取り組んでみてください。
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今回紹介した目標設定の方法を実践しながら、目標を毎月/毎週の予定に落と込むまでの全てのステップがセットになったゴール設定手帳『My Life Planner2024 』がリリースされました!
●今年こそ自分を変えたい!
●「ママ」だけじゃない自分を取り戻したい!
●年間を通して取り組みたい目標がある
というママにおすすめのPDF手帳セットとなっております。
2023年の振り返りから2024年の目標設定、そして目標を毎月/毎週の予定に落と込むまでの全てのステップがセットになった年間手帳リフィル(PDF)です。
なりたい自分や目標の見つけ方はもちろん、 ゴール設定の方法や、 それを叶えるために毎日の行動をどうやってに変えていくのか?まで、 全てのステップをこの手帳1つで設定&管理することができます。
もちろんスケジュール手帳の定番、マンスリー、ウィークリー、デイリーページも完備!
目標設定シートとしてだけでなく、ジャーナリングとしても、スケジュール管理手帳としてもご利用いただけます。
さらにタスク管理、ToDoリスト、優先順位の整理がサクサク進む『暮らしの管理ページ』も充実♪
家計簿、ミールプランナー、貯金トラッカー、ハビットトラッカー、ダイエット記録ページなど、スケジュール帳以外のページも盛りだくさんなので、ママにとてもおすすめです♪
因みにデジタルプランナーもご用意してますので、お好みに合わせてお選びください♪
デジタルプランナーはタブレットの手書きノートアプリを使って利用できる、ハイパーリンク付きのデジタルプランナーです。
プランナーの各ページを移動できるハイパーリンクが、タブ・テキスト・アイコンに含まれています。
日付、週数、月、アイコン等をタップするだけでそのページへ移動できるので、紙でページをめくるよりも簡単にページをめくることができます!
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【参考文献・サイト】
●プレジデントウーマン『なぜ目標を紙に書く人は年収が10倍になるのか』
●資本主義社会で生き残るために『Planning Fallacyとは-何故残念な計画が沢山存在するのか』
●Proぐらし『【具体例で解説】計画錯誤とは何か?3つの原因と5つの対処法』
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